2014年4月2日水曜日

考え方はシンプルですが

音楽を例にすると
わかりやすいのですが

ヨーロッパが教会音楽の時代は
旋律やリズムは
とてもシンプルでしたが

時代が下り
さまざまな民族のもつリズム
和音などが吸収され
ブレンドされるにつれて

音楽の構造も
多様化していき
現代に至っています。

クラシックバレエも
”クラシック”というぐらいですから
様々なダンスの中でも
とくにヨーロッパにおいては
明らかに古典なわけです。

ですから、身体に対する考え方も
極めてシンプルです。
体軸というのは、
体の中心を走るもの
一本しか考えられていません。

ジャズダンスやコンテンポラリーダンスなど
ヒップホップもそうですが、
リズム、身体の重心ポイントも
複数捉える身体操作に
変わってきていて
多様化しているわけです。

問題なのは

シンプル=簡単
多様化=難しい

ではないということ。

声楽のような発声が
できるようになるのには
何年にもおよぶ訓練が必要ですが

バレエも軸は一つしか
ないはずなのに
それを自在にコントロールして
踊るのは

結構難しいということなんです

解決策は
気長に取り組むしかないです。
飽きないことだと思います。

2014年3月26日水曜日

重心を正確に感じ取るには

重心を感じ取るには
コツがあります

動きの中で
「力まない」ということ

筋肉は力が入っていると
重心の位置を把握できない
というしくみになっています。

例えば
棒の重心の探し方のひとつに
天秤のようにぶら下げる方法が
あります。

ぶら下げてみて、左右のバランスが取れる位置を
探すわけです。
ですが、
棒を下から人が支えてしまった場合

重力に逆らった力が
棒に加えられてしまったので
重心がわからなくなります。

これと同じことが
体にもいえて
体の重心、腕の重心
脚の重心は、
筋肉に余分な力を入れていると
骨にかかる重力が捉えられなくなる
ということになります

なので
力まないようにすることは
センターを動きの中で
感じ取りつつ踊るためには
かなり大事なことなのです

リラックスして踊りましょうね

2013年7月24日水曜日

重心位置

バレエの場合、
パをスムーズにつなげ、
なめらかに踊るためには、

体が動きの中で
次々に変化する重心線を感じ取っている必要があります。

レッスン中には、
”センターを意識して”と
いわれていることであり

”引き上げて”とも
いわれますね。

重心線は、
体の中心線と限りなく一致させることが
”センターを意識する”ということで

重心の位置を上げることで
トゥーシューズで踊ることを
しやすくするのが
”引き上げて”
という言葉です。

文章で書くと難しく感じますが

重心線を
体が感じ取るには
力むなということにつきます。

例えば
棒の重心
左右のバランスがとれる
位置を見つけるのに
棒を紐で
天秤のようにして
ぶら下げる方法が
あります。

それと一緒で
筋肉も自分の体の
重心位置を
重力がかかっている場所で
感じ取っています。

力んで自分の筋力で
体を持ち上げてしまうと
重力がかかっている
ポイントがわからなくなります。
あくまで、下に体が引っ張られる位置を
重さで感じ取ることが大事です。

ですので、筋力は最小限で
動くというのが理想的
ということになります。

実際のところ
高い運動能力を必要とする
スポーツ分野の
一流選手も無駄な力みがないため
筋肉がスラーっとしていたりします。
あんな細い筋肉で
これほどのハイパフォーマンスが
出来るのかーって
感じです。

バレエは、リラックスして
踊るものということで
しめたいと思いますm(_ _)m





2013年2月28日木曜日

バレエの歩き方

舞台では、パを踏むだけではなく
走ったり、歩いたりすることも
当然あります。

でも、これが日常動作の
歩き、走りとは全く違います。

まず、舞踊の歩きや走りというのは
”頭を上下させない”ということがあります。
これは、バレエだけではなくて
日本舞踊やインド舞踊などでもそうで
踊りの基本なのです。

バレエの歩行は、小さなデヴロッペを繰り返す歩き方になります。
後ろから、右足をク・ドゥ・ピエの位置を通過させて、前へデヴロッペして
脚が伸びきったら、重心移動。右足に重心が乗り切ったら、左足も同様に
ク・ドゥ・ピエを通過してデヴロッペします。
これを繰り返します。

日常の歩きと体の感覚が全く違います。
何度も繰り返して
体に覚えさせてください。

こんな感じです↓


2013年2月16日土曜日

飛ぶパ

当然ですが
人間の脚は、
2本あります。

そして
飛び上がりのときに
両足,片足の2パターンあり

着地に
両足、片足の2パターンあります。

ですので、

飛び上がり × 着地

1.両足 × 両足
2.両足 × 片足
3.片足 × 両足
4.片足 × 片足

のパが存在することになります。

1.の代表的パは、シャンジュマン。
シンプルですが、綺麗に行うのは
むずかしいパです。
2.ス・ソンヌ
これは、前後に移動するときは、
まあまあできますが、
左右に移動するときに
初心者で一発で出来る方は
ほぼいないというパです。
3.これは、アッサンブレが代表的ですが、
これも初級者が苦労するパです。
ですが、初級の時にしっかり身につけておきたいパの一つです。
4.パ・ドゥ・シャ、ジュッテ
これは、歩いたり、走ったりという
日常動作の延長にあるパなので、
とりあえず、真似だけはどうにかできるという
パです。

難しく感じてしまうパの場合
自分の重心の位置が動きの中で
感じ取れないことが原因になっていることが
多いので、バーレッスンの時に
自分の重心が両足の間にあるとか
右足のつま先よりにあるとかを
足の裏で感じ取ることを心がけて
感覚をつくることをしてみてください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


2013年2月7日木曜日

見えないところで勝負がついている

商売柄、

人前で自分の体型を

さらけ出しているわけですが、




よく聞かれるのが

ダイエットしてますか?

何食べてるのですか?

ちょっとしか食べないのですか?

(食が細そうに見えるらしいです)




ですが、

私と一緒にステージに立ったことある方なら

みな知っていることなのですが、

かなり食べるのです。




何をして体型を維持しているのか

皆知りたがるのですが

カロリー気にしない。

好きなもの食べてる。

結局、運動をよくしているからだろうと

皆思っています。




それもハズレではありませんが、

実は

答えは見えないところで

勝負がついているのです。




体には、太りやすいところと

太りにくいところがあります。




ウエストー太りやすいです。

二の腕ー太りやすいです。




ですが、手の甲や足の甲が太ってて嫌っ!!

という人は、多くないはずです。




★           




テストをしてみましょう。




目をつぶったまま、

右手の中指で丸を書いてください。




かなり正確に円を描くことができます。







では、今度は左足のつま先で

脚全体を動かしながら丸を描くとどうでしょう。




眼を開けたままでも、かなり歪んだ円になりませんか?







手の場合、どこをどのように動かせば

綺麗な円が描けるか、微調整できるところまで

筋肉を細かくコントロールできるようになっているのに対し




脚は、大雑把な動きしかできなかったはずなのです。




実は、この自分の体の筋肉を

どこまで深く意識できていて

コントロールできるか。




これが、体型維持の鍵なんです。

手は、動きを微調整できるまで、

筋肉のコントロールができる場所のひとつです。

まんべんなく、筋肉を使えているわけなんです。

だから、余分な脂肪はつきにくい場所なんです。




だから、脂肪がつきやすい場所というのは

たいてい、この筋肉の感覚が鈍いところの

ハズなんです。




なので、シェイプアップのエクササイズも

この筋肉を細かく意識するかどうかで、

結果はまったく違うはず。

トライして見てください。




最後まで読んでいただきありがとうございましたm(._.)m





2013年1月31日木曜日

ピケ・アン・ドゥダン

バレエのターンの中で
最初に習うのは、
このピケ・アン・ドゥダン

ピケは、突き刺すで、
アン・ドゥダンは、内側に
ということ。

軸足を
棒を突き刺すように立ち、
反対足は、内回りしているから
そう呼びます。

このターンは、
パッと見ただけでは、
わかりませんが
他のターンとは、
決定的に違うことがあります。

それは、後半半回転は、
振り返るだけだということ。
これを、片足のまま
一回転するのだと思って
勢いをつけすぎると
体のコントロールを失って
繰り返すことができなくなります。

なので、半分片足で回ったら
脚をおろしながら振り返る
これを繰り返します。

一本足で回っているのは、
半分だけなので、
初心者でもとりあえずできるわけです。

大事なことは、ぐるぐるまわることではなくて
からだをコントロールすること。
このターンで、
まず顔のつけ方を
覚えてしまいましょう!!

1.プレパラシオン

2.プリエ
 
3.片足で半回転!!
 
 
4.脚をおろしながら振り返り、プリエに戻る