2012年11月28日水曜日

肩を上げても、体は引き上がらない

 
下の図をごらんください。
 
肩関節の骨格の様子です。
 
肩関節というのは、指差しマークのところ、
鎖骨の内側、喉の下のみでつながっていて
腕や肩甲骨は浮き上がっています。
 
 

 

こうした、構造があるため
肩は、自由度が高く
いろいろな方向へ動かすことができます。

ですが、体を引き上げるためには、
肩を持ち上げることは、全く意味がないことがわかります。
(肩だけ浮き上がってしまうわけです)

体の引き上げは、体幹部の筋肉で、背骨をまっすぐ立てることから
始まります。

さらに、内蔵を高くキープすると
よりセンターがしっかりした、
ボディの位置がつくれます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(_ _)

2012年11月20日火曜日

バレエの背中

バレエを踊る時に重要なのは、

背中の使い方です。


 
 
このように、背中は筋肉が深部では縦に
 
表層部では横にはしっています。
 
 
つまり、背中の筋肉を、縦と横に張るように使うことによって、
 
背骨が安定するので
 
背骨近くを通過している
 
体幹部の軸がしっかりします。
 
腕の上部の筋肉は、肩甲骨とつながっています。
 
さらに肩甲骨は、背骨にもつながっています。
 
なので、腕を肩甲骨から意識して使うようにすると
 
背中を横に張ることもでき
 
軸が安定して、バランスがよくなります。
 
背中は、自分で見ることができない場所なので
 
意識して使えるようにすることがポイントです。
 
 


2012年11月14日水曜日

足底を見てみましょう!!

普段から、自分の足の裏を

まざまざと見る方というのも

あまりいないと思いますが、

解剖図でみるとこのようになっています。↓



ご覧のように、意外に筋肉がしっかりあり、構造も複雑です。

ふくらはぎにつながる腱

かかとと指先をつなぐ筋肉でもって

つま先の曲げ伸ばしができるようになっています。

ということは、体の他の場所と同じように

筋肉の伸縮でもって動かしているわけなので、

ふくらはぎや足底の筋肉の伸縮力が高いほど

表現力豊かなつま先の動きやよく伸びた足の甲を

作り出すことになります。

足底の筋肉は、想像以上に力があり、

ジャンプの時に、体を浮かす力となるので

美しさだけではなく、軽やかな動きにも役立っています。

ということで、足の裏

よく鍛えましょう!!(*^_^*)

2012年11月9日金曜日

バレエで鍛える筋肉2

バレエで鍛えるメインの筋肉である

大腰筋について、今一度とりあげてみます。




白い矢印が指している筋肉が、究極のインナーマッスル-大腰筋です。↑

2まいの図をご覧になるとわかるように

腰椎から大腿骨の内側まで伸びた

上半身と下半身をつなぐ大きな筋肉です。

そして、この大腰筋をサポートするように

骨盤部、腸骨から腸腰筋が同じく大腿骨内側まで

伸びています。

これら2つの筋肉によって、上半身と下半身の動きを連動させ

上半身の力を下半身に伝え、力に変えるわけです。

バレエの場合、上体が垂直に立っていないと、

この大腰筋が、緩みすぎたり、伸びすぎていたりしてしまい

効率よく脚をあげる力として働きません。

ですから、頭頂に向かって垂直に立った上半身が

どのようなパを行うにもまず基本ということになります。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました(_ _)

2012年11月6日火曜日

センター・軸について

バレエを踊るのに

一番大事なところは

体の中心軸であるセンター線を把握することです。























上の図をご覧ください。

赤い線が、センター位置になります。

頭頂から骨盤を通り、土踏まずにぬけています。

この図は、一般的な骨格図ですので、

背骨の湾曲がはっきりしていますが、

バレエを続けていると、この湾曲が小さくなり、

真っ直ぐ気味になるので、

鳥かご状の肋骨が、センター線より前に出て、

背骨がセンター線に近づきます。

この線を軸にして、腕や脚などのポジションを決め、

回転などのパをしていきますので、

まずは、自分のセンター線の把握と

意識の強化が大事になります。

線をご覧になればわかるように、

センター線は、

骨格や臓器を指しているわけではありませんので、

感覚として位置をつかむということになります。

最後まで、読んでいただきありがとうございました(_ _)








2012年11月3日土曜日

バレエで鍛える筋肉

バレエでは、
表層筋を鍛えて太くすることは
あまり好まれていません。

むしろ深層筋を使って、
骨格の位置をまっすぐに整えることが
基本となります。


上の図をご覧下さい。腰の部分の深層筋が見えています。
腰椎左右から大腿骨にむかって伸びている筋肉があります。

これが大腰筋です。
バレエでは、脚を上げる動きがたくさんありますが、
この筋肉を使って脚を動かします。

はじめは、脚の太ももにある大腿筋や脇腹にある腹筋で
脚を上げようとしてしまいますが、
これだと上体がぶれて姿勢が乱れやすいのです。


大腰筋の感じ方は、腰というより
腹部奥にある感じです。
なかなか感じにくいですが、
レッスンを重ねて徐々に感じ取っていただければと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました(_ _)